お疲れ様です。個人事業主の嫁です。
青色専従者給与をもらっています。
所得税・住民税も納めています。
ですが、主な仕事内容が事務職なので、ほぼ毎日家にいます。
そうすると「働かないの?」「お仕事は?」とよく聞かれます。
こう聞かれたときの返答に困ります。
どうにかして、短く分かりやすく伝えたい!
「夫の仕事を手伝っています!」
う~ん、ちょっと違うんだよなぁ。
出勤しない=無職!?
働き方改革によって、リモートワークや在宅勤務など、
出勤しない働き方が普及してきました。
しかし、他人から無職だと思われることも。
理由は、社会的な概念や期待、
そしてコミュニケーションの不足などが影響しています。
以下にその理由をいくつか説明します。
伝統的な働き方の概念
長い間、出勤してオフィスや職場で働くことが「働く」とされてきました。
そのため、そのような伝統的な概念に固執している人たちは、出勤しない働き方を理解しづらいことがあります。
社会的な期待
社会的な期待が影響します。
一般的に、社会的な価値や地位は、正規の職場での就業やキャリアによって測られるとされてきました。
それに対して、自宅でのリモートワークやフリーランスなどの働き方は、一部の人々にとっては従来の価値観に合わないと感じられることがあります。
見えない努力
出勤しない働き方でも実際には多くの努力や仕事が行われていることがありますが、それが外部からは見えづらいことがあります。
従って、周囲の人々がその努力を理解しにくい場合、無職と誤解される可能性があります。
コミュニケーションの不足
出勤しない働き方の場合、仕事内容や進捗状況が直接的には周囲の人々に伝わりにくいことがあります。
適切なコミュニケーションが取られない場合、他人は何もしていないと思い込む可能性があります。
社会的なスティグマ
一部の社会では、出勤しない働き方に対するスティグマ(社会的な汚名)が存在することがあります。
このような状況では、出勤しないことが「怠けている」というネガティブなイメージと結びつけられることがあります。
情報の不足
出勤しない働き方や新しい働き方に対する情報が限られている場合、他人はそれについて正確な理解を持っていない可能性があります。
情報が不足しているために誤解や偏見が生まれることがあります。
総じて、出勤しない働き方に対する理解や受け入れは、社会や文化、個人のバックグラウンドによって大きく異なることがあります。
相手にその働き方を説明することや、その有益な側面を示すことが、誤解や偏見を解消する一助となるかもしれません。
出勤しない働き方のメリット
出勤しない働き方にはさまざまなメリットがあります。
以下にいくつかの主なメリットを挙げてみましょう。
柔軟なスケジュール管理
通勤時間を省略できるため、自分のスケジュールを柔軟に調整できます。
これにより、仕事とプライベートのバランスを取りやすくなります。
地理的な制約の緩和
場所に縛られずに仕事ができます。
これにより、住む場所を選びやすくなったり、住んでいる場所の交通渋滞や住宅事情に困ることが少なくなります。
生産性の向上
自分が最も効率的に仕事ができる環境を選べるため、生産性が向上することがあります。
静かな場所で集中して作業できたり、好きなツールやソフトウェアを使って作業ができるためです。
多様な仕事の機会
地理的な制約を受けずに仕事の機会を探せるため、より多様なプロジェクトやクライアントと協力できる可能性があります。
これにより、スキルを幅広く活かすことができます。
コミュニケーションの効率化
コミュニケーションツールやオンライン会議を活用することで、効率的なコミュニケーションが可能です。
必要な情報や意見の共有が円滑に行える場合があります。
環境への負荷軽減
通勤の必要がないため、交通手段の使用が減少します。
それに伴う二酸化炭素排出やエネルギーの節約につながることがあります。
個人のスキルアップ
自己管理能力やデジタルスキル、コミュニケーションスキルなどがより重要になります。
これにより、これらのスキルを向上させる機会が増える可能性があります。
適切なコミュニケーションの確保や孤立感の回避、適切なワークライフバランスの確保などが重要です。
出勤しない働き方のデメリット
出勤しない働き方には多くのメリットがありますが、
一方でいくつかのデメリットも存在します。
以下にいくつかの主なデメリットを挙げてみましょう。
孤立感
他の同僚やチームメンバーとの直接的な交流が少なくなる場合があります。
これにより孤立感が生じ、コミュニケーション不足から情報共有やチームワークが難しくなる可能性があります。
コミュニケーションの課題
リモートワークや出勤しない働き方では、顔を合わせてのコミュニケーションが限られます。
そのため、誤解や情報の漏れ、効果的なコミュニケーションの難しさが生じることがあります。
効果的な監督と評価の難しさ
上司やマネージャーがリモートの場合、
従業員のパフォーマンスを適切に評価することや、業務の進捗状況を確認することが難しくなることがあります。
仕事とプライベートの境界の曖昧さ
自宅や外部の場所で仕事をする場合、
仕事とプライベートの境界が曖昧になり、休息やリラックスの時間が保ちにくくなることがあります。
効率の低下
自宅などでの環境では、集中できるかどうかに個人差があります。
家庭内の騒音や他の生活の要因が仕事の効率を低下させることがあるかもしれません。
情報セキュリティの懸念
リモートワークの場合、セキュアなネットワーク接続やデータの保護が難しくなる場合があります。
情報漏洩やセキュリティ侵害のリスクが高まる可能性があります。
組織文化への影響
チームの一員としての組織文化や価値観を理解し、共有する機会が少なくなります。
そうすると、組織との一体感が希薄になる可能性があります。
キャリアの進展の制約
一部の職種では、出勤しない働き方の場合、
チームでの存在感やプロジェクトへの関与が低下し、昇進やキャリアの進展に制約が生じる可能性があります。
これらのデメリットは、全ての人や状況に当てはまるわけではありませんが、出勤しない働き方を検討する際には、これらの側面を考慮に入れることが重要です。
青色事業専従者(青色専従者)とは
原則として、個人事業主は、
生計を共にする親族に給料を払っても、経費にできません。
しかし、青色申告者であれば、
「専従者給与の特例」により、親族に支払った給与を経費にできます。
「専従者給与の特例」を受けるための条件
- 青色申告者と生計を一にする親族配偶者や15歳以上の親族である。
- 通常1年のうち6ヵ月を超える期間、事業に従事する者である。
- 「青色事業専従者給与に関する届出書」を所轄税務署に提出している。
まとめ
働き方が多様化してきたはずの昨今だけど、
まだまだ、
「働く」=「会社に勤める」という意識。
なので、出勤しない私は
「働きもせずに…」と思われても仕方ないのかなと思います。
今後、フリーランスも増え、
それぞれのメリットとデメリットを理解し、
働き方への認識が変わってきたら、
「いや、働いてるわ!」と言わなくてもよくなるはずです。(笑)
では、また。
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